2025年前半を振り返り、ホームページで売上アップや集客を増やしたい方が必ず意識しておいてほしいことをまとめました。
AIが進化すればするほど、本質的な情報発信が求められます。
2025年前半は色々試してみましたが、AIにゼロから書かせた記事はアクセスが伸びず、自分の体験を元にAIにリライトを手伝ってもらった記事は爆伸びしました。そうだろうなとは思っていましたが、確実にそうでした。
Googleにしろ、それ以外のプラットフォームにしろ、同じことですが、これからは(今までも)本質的な情報発信をしないと、誰の目にも止まらない。それが2025年後半の情報発信戦略です。
まずは自社サイトの分析を行いましょう
AIからのアクセス流入は発生していますか?GA4で確認を!
自社サイト(ホームページ)を運営している方は、Google AnalyticsやSearch Consoleを設置していると思いますが、AIからのアクセス流入は発生していますか?している方は、問い合わせが激増しているのではないでしょうか。
確認の仕方は以下の通り。
- ライフサイクル→集客→トラフィック獲得
- 画像赤枠の『セッションのメインチャネルグループ』から『セッションの参照元/メディア』を選択


そうすると、ユーザーがどこから参照して自社サイトにやってきたのかがわかります。
以下は、当サイトの流入元(過去28日間)になります。
期間を伸ばすと、他にもいろんなAIから流入があることがわかりました。もちろん、AIに選んでもらうための施策を色々やってみた結果になります。


つまり、誰かがAIに質問したことや調べたことの回答や参考として、当サイトの記事が表示されたことになります。
AIからのアクセス流入が始まると何が変わる?
AIからのアクセス流入が始まってから、問い合わせが爆増しました。
一つ一つのクリックはそんなに多くないのですが、とても幅広く多くの人に見てもらっているようです。
1つのブログがいわゆる「バズる」というよりも、全体的にアクセスが増えて、一気に問い合わせが増えるという感じです。
Search ConsoleでDiscoverを確認しよう
AIからの流入の他に、Search ConsoleのDiscoverを確認してみましょう。
以下のようなメニューが出てきている方は、Googleが自動的にユーザーのスマートフォンやアプリに表示しているかどうかが確認できます。Instagramでいう「おすすめ」や「発見」みたいなものですね。これが強力。

このメニューが出てきていない方は、まずはコンテンツ(情報発信)の質を見直さないといけません。
ちなみについ数日前に『分析情報』という新しい機能も追加されました。とっても見やすく、コンテンツの上昇基調・下落基調など、まとめてあります。便利になりましたね!


私はこの「Discover」に非常に未来を感じています。
これまでSEO対策は、ユーザーが「検索する」という能動的な行動に対して回答を表示するものでしたが、Discoverはユーザーの普段の行動に基づいて必要な情報を先に表示してくれるもの。広告と同じく、潜在的なニーズに応えていくものなので、とってもありがたい機能だと思います。
そして、重要な情報をGoogle検索セントラルでは随時発信されていますので、要チェックです。
そしてこの通りにコンテンツの質を高めることが必須です。
Discover は Google 検索の一部で、ウェブとアプリのアクティビティに基づいて、ユーザーの興味や関心に関連するコンテンツを表示する機能です。
Discover にコンテンツが表示される仕組み
コンテンツが Google にインデックス登録されていて、かつ Discover のコンテンツ ポリシーを満たしていれば、そのコンテンツは自動的に Discover の表示対象になります。特別なタグや構造化データは必要ありません。なお、Discover の表示対象になっていても、必ず表示されるとは限りませんのでご注意ください。
Discover に表示されるコンテンツには、ユーザーの興味や関心に合ったさまざまなトピックが含まれます。ユーザーの興味や関心に基づいて、古いコンテンツでも有用で関連性が高い場合は表示されることがあります。
Discover は、Google 検索の一部として、検索が使用するのと同じシグナルとシステムの多くを利用して、ユーザー第一の有用なコンテンツを判断します。そのため、Discover に表示されるようにしたいと考えている方は、Google のアドバイスを参考に、ユーザー第一の信頼できる有用なコンテンツを作成してください。
詳しくはGoogleの公式サイトをご確認ください。
Discover とウェブサイト
この引用文だけでもかなり重要な情報が含まれています。
- Googleにインデックス登録する
- Discoverのコンテンツポリシーを満たしている
- ユーザーの興味関心に合ったものである
- ユーザー第一の有用なコンテンツである
※このやり方がわからない方は、お気軽にご相談ください
最も大切なことは『顧客理解』。お客様のことを本気で考えてください!
自社サイト(ホームページ)、SNS、ブログなど、私たちが情報発信する舞台は今やたくさんあります。
そこで「何を発信するか」でお悩みの方も多いかと思います。
Googleが口酸っぱく昔から言っていることは「お客様を見てください」です。
妙なテクニックやキャッチーで過激な言葉は必要ありません。
- お客様はどんなことを疑問に思っているのか
- お客様はどんな時に購入するのか
- お客様はどんな時に購入をやめるのか
- お客様は何を望んでいるのか
- お客様はどんなコンテンツだったら喜ぶのか
このようなことは、普段からお客様と接し、お客様の課題解決を商品・サービスとして販売しているのなら、すでにたくさんの声が寄せられているはずです。その一つ一つに丁寧に応えていく。これが商売の基本、本質だと思います。
かの松下幸之助さんも「商品・サービスを磨けば、おのずと売れる」と仰っていました。
その『商品・サービスを磨く』ことと『お客様の課題解決』は同じことだと思っています。その磨いている過程や想い、誰にとってどんなふうに役に立つのかを、わかり易く丁寧に発信することがこれからの情報発信戦略ではますます重要になります。
お客様とリアルタイムで眼の前で話しているかのように、交流してください。
私は、今日の情報は汚染されていると感じています。
インターネットの始まり当初は、澄んだ川のようにきれいな情報で溢れていました。
なぜ汚染されているのか?そこもよく見極めることが必要です。
汚染された情報を綺麗にしようとしているのが、Googleをはじめとした情報発信プラットフォーム各社。そしてそれを強力に後押ししているのがAIの進化だと感じています。
まだまだ自社の情報が世の中に知られていない、と感じている方こそ、お客様に対して真摯に向き合い、丁寧に情報発信してください。きっと届くと思います。
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