あなたのビジネスに最適なECモールはどっち? 利用者層データ徹底比較
お客様から、商品をAmazonと楽天市場、どちらで販売すると良い?というご質問を受けました。ECモールで販売する際に必ず悩むところだと思います。そこで、GeminiのDeep Researchを使って、利用者層のリサーチを開始。
リサーチには5分程度ですが、ここからが凄い。インフォグラフィックを描くのがとても面倒くさかった私としては、最高に嬉しい「インフォグラフィックのコードを書いてくれる」機能・・・もう本当にAIのお陰で助かりますね。
以下のデータがトータル10分程度で作成したインフォグラフィックです。
巨大市場を二分する、2大プラットフォーム
Amazon (月間利用者数)
6,724万人
楽天市場 (月間利用者数)
6,631万人
国内ECモール年間売上高比較
利用者数は拮抗している一方、売上高ではAmazonがリード。
これはAmazonユーザーの高い購買頻度や単価を示唆しています。
顧客像の違い:誰がどこで買っているのか?
Amazon:男性・若年層がコアユーザー
20代の利用が突出し、男性比率が高い。効率とスピードを求めるデジタルネイティブ層に支持されています。
楽天市場:女性・中高年層がメイン
30代以上、特に50代以上の女性が中心。「ポイ活」などお得感を重視する層に強い支持を得ています。
購買の決め手:ユーザーが本当に重視する価値
Amazonユーザーは「時間的コスト」の削減を、楽天ユーザーは「金銭的・体験的価値」の最大化を求める傾向にあります。
売れ筋カテゴリ:プラットフォームの得意分野
自社の商品がどちらのプラットフォームの得意分野に合致するかは、成功の重要な鍵です。
Amazonの得意カテゴリ
楽天市場の得意カテゴリ
出店戦略の方向性:成功への2つのルート
それぞれのプラットフォームの特性を理解し、最適な販売戦略を立てましょう。
Amazon:効率重視の「販売エンジン」戦略
競争力のある価格設定
機能性・価格で勝負
FBAの積極活用
物流を自動化しスピードUP
シンプルな情報提供
迅速な購入決定を促す
🚀 効率的な売上最大化
楽天市場:関係構築の「ブランド育成」戦略
魅力的なページ作成
商品の世界観を伝える
ポイント・セール訴求
お得感で集客
顧客とのコミュニケーション
メルマガや丁寧な対応でファン化
💖 LTVの高い顧客育成
改めて比較してみると、利用者層はかなりの違いがあることがわかりました。
特に、Amazonで20代男性が多いとは、Prime Videoの影響でしょうか?
私はすでに50代に突入しようとしていますので、若者の支持に疎かった・・・。
一方、楽天ではポイ活の影響で50代以上の女性が中心。これまた私がポイ活をやっていないので、盲点でした。自分の感覚で物事を見る前に、きちんと調べたほうが良いなあ、と思います。
売れ筋カテゴリも面白いですね。ご相談くださったお客様の商品は日用品になるため、Amazonを検討。
ところが最後の出店戦略の方向性・・・!これが決め手になりました。
もともとAmazonはヤマト運輸と一心同体。日本の物流の正確さやスピードがAmazon人気を押し上げた歴史があります。FBAという、物流の自動化が大きな決め手。お客様は「できる限り自動化したい」という強い希望があり、もうこれはAmazon一択ではないかと思われます。
更にデータを深堀りするには
と、ここまででもかなり参考になるデータが出てきましたが、更に深堀りして調べたい場合もAIから提案がありました。
改善提案
- データの深掘り: 特定の商品カテゴリにおける、より詳細なユーザー行動データを追加することで、さらに具体的なアクションに繋がるインサイトを提供できます。
- インタラクティブ要素の追加: ユーザーが自身のビジネスタイプ(例:アパレル、家電など)を選択すると、推奨されるプラットフォームと戦略がハイライトされるような機能を追加することも可能です。
- リアルタイムデータ連携: API経由で最新の市場データを取得し、インフォグラフィックを常に最新の状態に保つことも技術的には可能です。
おお~・・・もう便利すぎるんですけども・・・
皆さんも是非、AIを使ってみてくださいね!